・目次
The Eminent Jay Jay Johnson Vol.2 ( BLP 1506 )
邦題『ジ・エミネント・J.J.ジョンソン VOL.2』は、1956年にブルーノートからリリースされた、J.J.ジョンソンのアルバム。
録音は1953年〜1955年。
1956年発売のLPは再編集盤
このアルバムは先に10インチでリリースされた、
「The Eminent J.J.Johnson Vol.3」(BLP 5070 , 1955年)、
に、
「J.J.Johnson With Cliford Brown」(BLP 5028 , 1953年)
のアウトテイク2曲を追加したものである。
1953年録音
10. Capri (別テイク)
1955年録音
2. Pennies from Heaven
3. You’re Mine, You
5. It Could Happen To You
6. Groovin’
7. Portrait of Jennie
8. Viscosity
9. Time After Time
内容は、1953年のアウトテイクの2曲以外は、
1955年の「Vol.3」と、ほぼ同じである。
現在、LPの曲順のCDは入手困難
現在、この「Vol.2」は、LPのトラックリストのCDは発売されていない。
新品で入手可能なCDは、曲順をセッション順に並べ直した、
「コンプリート・ジ・エミネントVol.2」だけである。
あわせて買う場合は「Vol.1」も
「コンプリート・ジ・エミネントVol.1」を選んだほうが良い。
ちなみに「コンプリート」のジャケットは、
10インチLPのものに戻されている。
これはこれで、購買意欲をそそられる。
しっとりまったりとした印象
演奏は、全体的にさほど緊張感はなく、
ハンク・モブレー、JayJay共に柔らかい音なので、
リラックスして聴ける。
刺激を求める人には物足りないかもしれないが、
これはこれで味わい深く、何度でも聴きたくなるアルバムだ。
バラード曲が多く、
「You’re Mine, You」
「It Could Happen To You」
「Portrait of Jennie」
「Time After Time」
は聴きごたえがある。
モブレーとJayJayの音が重なると、とても美しいハーモニーになるので、
バラードでも二人がもう少し絡んだら凄い演奏になったのでは、と想像したくなる。
個人的に一番好きな曲は、
6曲目の「Groovin’」
どことなくとぼけた雰囲気があって面白い。
トラックリスト
1956年発売のLP
1. ‘Daylie’ Double
2. Pennies from Heaven
3. You’re Mine, You
4. Turnpike(別テイク)
5. It Could Happen To You
6. Groovin’
7. Portrait of Jennie
8. Viscosity
9. Time After Time
10. Capri(別テイク)
2001年発売の海外盤CD
CD発売時に、セッションの時系列に曲を並び替えてある。
現在、日本で発売されている「コンプリート・ジ・エミネントVol.2」も、この曲順である。
1. Too Marvelous for Words
2. Jay
3. Old Devil Moon
4. It’s You or No One
5. Time After Time
6. Coffee Pot
7. Pennies from Heaven
8. Viscosity
9. You’re Mine, You
10. Daylie Double
11. Groovin’
12. Portrait of Jennie
13. Pennies from Heaven(別テイク)
14. Viscosity(別テイク)
15. ‘Daylie Double’(別テイク)
コメントを残す